総合病院での診察(14年前)

14年前、わたしは母といっしょに、総合病院の内科にいきました。
 
このときから母には「生きてる感じがしない。変な感じがする。」など、異変を訴えてはいたのですが、母もおそらくなんのことかよくわからなかったでしょう。
 
わたしも、この症状をたずねるには、何科にいったらいいのかわからず(12歳ですから)、まずこんなふしぎな感覚は自分だけで、だれも理解できないって思ってたので、そのことを言わずに、主に貧血とか原因不明の体調不良の部分で、診察を求め、血液検査とレントゲンをしたんですよ。
 
今思うと、12歳の子供が貧血とか体調不良っていうだけで、レントゲンとかする必要あるのか?
そもそも心療内科とかいっといたらよかったんじゃ。。
 
そこで、先生には異常がないから「自律神経失調症」といわれ、
わたしはなんとなくわかったふりをしたものの、肝心の「生きてる実感ない」のはなしはできず、診察室を後にしました。
 
そのあと直接、同じ総合病院の眼科に行きました。
わたしの離人感の主な部分が「視界」なので、
もしかしたら眼がどうかしたか?っていうことで違うと思うけど一応いってみた。
 
目の中などを見てもらって、とくに問題ない、大丈夫と言われたとき、
さっき内科で聞けなかったもやもやをここで発散しようと、
 
「あの、わたし、視界がテレビ見てるみたいで、現実感がなくて、生きてる感じがしないですけど、、」
みたいなことを眼科の先生に言ってみたところ、
 
「え~?笑  はは、それは精神科とかにいってもらわないと~」
ってなんか軽く笑われながら言われたのが、
当時のわたし、すごく傷つきました。。
 
たしかに精神科にいったほうがいいんですけどね。
 
当時インターネットとかも出始めで、ネット検索できるような環境ではなかったので、
わたしはこの「ふしぎな感覚」を何科に訴えたらいいのかが本当にわからなかった。
 
そして子供ながらに当時わたしは「精神科」には抵抗があり、
プラス先生のふざけたような笑いに傷ついて、
「病院なんて意味ない」と思ってしまったのでした。